2011年05月29日

「金融商品の仕組み」がわかる本



細野真宏さんの経済に関する本はとてもわかりやすく、FPの資格を取りたいと思っている方にどれもお薦めできますが、テキストや問題集に取り組む前の入門書として、是非読んでいただきたいと思います。

今回紹介する細野真宏の経済のニュースがよくわかる本(銀行・郵貯・生命保険編)も、もちろんお薦めできますが難点としては、今から10年前に出版された本なので、郵政三事業の民営化や特殊法人の改革を重点的に取り上げるなど、ちょっと話題が古くなっている点です。

しかしその当時、なぜ郵政三事業の民営化や特殊法人の改革が必要なのか正確にわからないまま、なんとなく選挙に行っていたので、今回細野さんの本を読んで正確な理由がわかり、とてもすっきりしました。

また「利回り」と「利率」の違い、「単利」と「複利」の違いなど、時代に関係なく必要となる知識を学習できますので、10年前の本といえども読む価値は十分にあります。

FPの資格を受験予定の方には細野真宏の経済のニュースがよくわかる本(銀行・郵貯・生命保険編)の、全ページを読んでいただきたいのですが、生命保険や医療保険への加入を検討している方にはSection5の、「生命保険の仕組みについて」だけでも読んでいただきたいと思います。

特に注意して読んでいただきたいのが、「生命保険の予定利率と銀行預金の利率の違いについて」ですが、この二つの数字を単純に比較してはいけないという事ですね。

4月23日のブログで解説しましたが、銀行の預金は預けたお金がすべて運用に回りますが、生命保険の保険料は「付加保険料」と「危険保険料」が引かれた残りが、運用に回ります。

ですから生命保険の予定利率が1.5%と書いてあっても、保険会社に預けたお金がすべて1.5%で運用され、戻ってくる訳ではないのです。

細野さんは保険料に占める「付加保険料」の割合を、1割くらいとしておりますが、経済評論家の山崎元さんは3割から4割程度であると指摘しております。

ただほとんどの保険会社は、「付加保険料」の割合を公開しておりませんので、推測するしかありません。

FPの資格を受験予定の方も、自分に合った生命保険や医療保険に加入したいと考える方も、是非細野真宏の経済のニュースがよくわかる本(銀行・郵貯・生命保険編)を読んで、金融商品の知識を身に付けて下さい。
posted by FPきむ at 15:34 | FP資格の活用と勉強法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月21日

FPが必要とされる理由(2)

FP(ファイナンシャル・プランナー)が必要とされる理由として、「あなたは保険に入る必要がありません」と提案できる事だと思います。

これはどういう事かと言いますと、例えば生命保険への加入を検討しているAさんと、保険会社で営業をやっているBさんが、知人からの紹介により面会したとします。

保険会社のBさんはAさんに対して色々と質問をすると思いますが、Aさんと話をしているうちにBさんは心の中で、Aさんは生命保険に加入する必要性がないと感じました。

しかし保険会社の経営が加入者からの保険料収入で成り立っているので、おそらくBさんはその事をAさんに伝えないと思います。

一方お客様からの相談料だけで生計を立てているFPは、Aさんに保険が必要ないと感じた場合には、「あなたは保険に入る必要がありません」と、簡単に提案できる訳です。

またFPならもっと話を進めて、「保険会社に支払う予定だったお金で投資信託などの、他の金融商品を購入しましょう」などといった、保険に加入する以外の、別の選択肢を提案する事もできるのです。

残念ながら今の日本には、お客様からの相談料だけで生計を立てているFPはほとんどいませんが、お客様の立場に立ち的確なアドバイスができるFPが増えていく事が、日本の保険市場を変えていくものと心から信じております。
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