2022年05月02日

マスク、金融緩和、生命保険は、一度始めたら止められない日本の象徴

令和4年(2022年)4月29日の日刊ゲンダイヘルスケアを読んでいたら、いまの新型コロナにマスクは本当に必要なのか? 海外では緩和の動きと題した記事が掲載されておりましたが、一部を紹介すると次のようになります。

『新型コロナが流行し始めた2019年から繰り返し俎上に載せられてきた、「マスクは本当に必要なのか」という話題。

シンガポールが3月末に屋外でのマスク着用義務を解禁しながら、新型コロナの新規感染者が減少したこともあり、改めて脱マスクに向けた議論が起きている。

米国フロリダ州の連邦裁判所でも4月18日、バイデン米政権が公共交通機関などで義務付けているマスクについて「米疾病対策センター(CDC)が法的権限を逸脱して公共交通機関でのマスク着用を義務付けており違法だ」とする判決を下した。

これを受け、米国の大手航空会社の国内線、列車、タクシー、バスなどでのマスク着用義務は事実上撤廃されている。

判決を下したのはトランプ前大統領に任命された判事。CDCは、公共交通機関でのマスク着用義務の期限を5月3日まで延長したばかりで次期大統領選で復活を狙うトランプ氏の嫌がらせのような見方もあるが、連邦判事は政府の政策をやめる権限を持つという。

米国司法省は衛生当局が必要と判断すれば控訴する方針だという。しかし、米バージニア州知事が発した、マスク義務化取りやめの行政命令阻止を同州の最高裁が棄却するなど、米国ではマスク着用義務化に疑義を投げかける司法判断が続いている。

一方、日本の専門家からは「マスクを外せるのは新型コロナ感染症の終息のメドが立ってから」との声が多い。

マスクの着用緩和を唱える人と脱マスクを主張する人との考え方の違いは、ウィズコロナを目指すのか、結局のところゼロコロナを志向しているのかの違いのようにも見える』

以上のようになりますが、この記事の中にはシンガポールや米国の、脱マスクに向けた取り組みが紹介されております。

また記事の中には記載がないのですが、イギリスでは令和4年(2022年)1月に、公共施設などでマスクを着用する義務が、すでに撤廃されております。

そのためマスクなしで出歩いたり、パブで楽しんだりする姿が、当たり前になっているようです。

日本は新型コロナの感染拡大が始まった頃から、重症者や死亡者が海外の国よりも少ない事が、話題になっていたと思います。

それにもかかわらずシンガポール、米国、イギリスと違って、脱マスクを進めようとする政治家や専門家が少ないのは、すごく不思議な感じがします。

この理由について有名な評論家の方は、「日本は一度始めたら、なかなか止められないからだ」と分析しておりました。

個人的は他の評論家の分析よりも、納得力があると思ったので、すごく印象に残ったのです。

先日インターネットで検索していたら、おそらく昭和の時代に作られたと思われる、変な校則(ポニーテールの禁止、下着の色の制限など)の特集を見かけました。

この特集もすごく印象に残ったのですが、一度始めたら止められないという日本の特性を、よく表していると思います。

そういえば令和4年(2022年)4月28日に日銀は、大規模な金融緩和の継続を決定しました。

ここ最近は急激な円安が進んでいるため、日銀は何かしらの変更を実施すると予想する市場関係者もいたのですが、特に変更はなかったのです。

振り返ってみると平成25年(2013年)3月に、日銀の総裁に就任した黒田東彦さんは、前年比で2%の物価上昇を、2年くらいで達成すると、宣言していたと思います。

この目標を一度も達成できないまま、もう約9年が経過したのですが、ここ最近の物価上昇により、目標の達成がやっと現実的になってきました。

それでも特に変更はなかったうえに、将来に変更するという見通しも示さなかったのですから、日銀の金融緩和はマスクと同様に、一度始めたら止められない、日本の象徴のように感じます。

もうひとつの象徴は、日本人の8割くらいが加入している、生命保険ではないかと思うのです。

例えば死亡保険については、子供が高校や大学を卒業して働き始めたら、解約しても問題のない場合が多いのです。

また例えば医療保険については、いざという時に自由に使える貯蓄が、300万円〜500万円くらい確保できたら、解約しても問題のない場合が多いのです。

もちろん相続税の対策など何らかの理由があって、死亡保険の加入を継続しているのなら、そのままにしておけば良いと思います。

一方で何となく続けているだけなら、上記のような状況になった時に、解約や見直しを検討してみましょう。
posted by FPきむ at 20:28 | 保険について思うこと、考えること | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする