2021年07月10日

マスコミの東京五輪叩きの陰に隠れて、追及を逃れる「日本郵政」と「LINE」

令和3年(2021年)6月8日の朝日新聞を読んでいたら、郵便局での6億円超の切手横領、日本郵便が告訴を断念と題した、次のような記事が掲載されておりました。

『神田郵便局(東京)の60代の元課長代理が大量の切手を着服・換金したとされる問題で、日本郵便は8日、刑事告訴を断念すると発表した。

相談した警視庁から、証拠がそろわず「犯罪事実の特定が困難」などと伝えられたためだとしている。

同社は国税庁からの情報提供をきっかけに元課長代理を調査し、切手を着服していたと判断。2019年1月に懲戒解雇した。

元課長代理は横領を否認したが、銀行口座にあった6億7千万円を日本郵便に払うことには応じた。日本郵便はこれが被害額に近いとみて受け取ったという。

日本郵便は昨年秋に告訴する方針を固めたが、換金の証拠などが集まらず、警視庁から難色を示され、告訴を断念したとしている。

警視庁幹部によると、日本郵便の提出書類に数字の偽造の形跡があり、事実の特定が難しかったためという。

日本郵便では、芝郵便局(東京)や堺中郵便局(大阪府)でも同様の横領で1億円超の被害があったとして、横領した局員が逮捕されている』

以上のようになりますが、この記事を読んでみると、神田郵便局の元課長代理が大量の切手を着服・換金し、6億7千万円ものお金を貯め込んでいた事がわかります。

また他の郵便局でも同様の被害があり、その被害額は1億円超に達するようです。

これらは問題があるのですが、「同社は国税庁からの情報提供をきっかけに元課長代理を調査」や、「日本郵便の提出書類に数字の偽造の形跡」という点も、十分に問題があると思います。

その理由として国税庁という外部からの情報提供がなかったら、不正が発覚しなかった可能性があるからです。

また文書の数字を偽造するのは、私文書偽造罪などの「文書偽造罪」になる可能性があるからです。

日本郵政に関係した記事で、かなり気になったものが、もうひとつありました。

それは令和3年(2021年)6月2日の西日本新聞に掲載されていた、家4軒、車21台購入…元郵便局長、詐取総額は12億円超 調査結果公表という記事になりますが、一部を紹介すると次のようになります。

『長崎住吉郵便局(長崎市)の元局長の男性(68)が10億円超をだまし取ったとされる問題で、日本郵便は2日、知人ら62人から計12億4331万円を詐取したとする内部調査結果を公表した』

『日本郵便によると、詐取期間は1996年11月〜2021年1月で、被害者の内訳は知人35人、親族18人、顧客9人で大半が長崎県在住。

168回にわたり「利率の良い特別の貯金がある」などと持ち掛けていた。同社は被害を補償した上で、元局長に請求する方針。

判明した使い道は、一戸建て4軒やアパート1棟、土地など住宅購入費1億3763万円▽ゴルフ、飲食代7176万円▽自家用車21台(うち新車16台)の購入費5932万円―。

ただ、詐取額のうち、元局長が元金や利子として返金した約2億7千万円を除く実損額(約9億7千万円)とは開きがあり、同社は「今後も全容解明に努める」とした』

以上のようになりますが、計12億円という被害額に、かなりの驚きを感じます。

またこれだけの被害が出るまで、誰も気が付かなかった点、または気が付いても報告しなかった点に、かなりの驚きを感じます。

こういった組織だからこそ、NHKの「クローズアップ現代+」という番組が追及するまで、保険の不適切販売を野放にしてきたのだと思います。

保険の不適切販売といえば、これが発覚した後に自粛していた保険商品の販売を、令和3年(2021年)4月1日に再開したそうです。

本当に再開して大丈夫なのだろうか?と思っていたら、再開した直後に上記のような二つの問題が発覚したのですから、やはり時期尚早だったのかもしれません。

また日本郵政の職員が起こした問題は、まだ存在しているのですが、マスコミは東京五輪叩きに忙しくて、あまり報道しておりません。

そういえばLINEが画像や動画の保管場所に関して、政府や自治体に虚偽の説明をしていたというニュースも、マスコミはあまり報道しておりません。

政府や自治体は画像や動画を、日本のサーバーで保管しているというLINEの説明を信じたからこそ、様々なサービスにLINEを採用してきたのです。

しかし実際は韓国のサーバーで保管していたのですから、政府や自治体は騙されていた訳です。

マスコミの東京五輪叩きがなかったら、こういった日本郵政やLINEの問題点が、もっと多くの方に知れ渡ったと思います。

また東京五輪叩きの陰に隠れて追及を逃れている、日本郵政やLINEなどの企業は、東京五輪が終わってしまうのを、残念に思っているはずです。
posted by FPきむ at 20:43 | 保険について思うこと、考えること | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする