2012年09月21日

健康体割引とは

健康体割引とは健康状態などが、保険会社で定めた一定の基準を満たした場合に、保険料を割引するサービスです。

自動車保険において等級の高い方は、将来も事故を起こす確率が低いだろうと予想されるので、その分だけ保険料は安くなりますが、それと同じようなサービスになります。

ちなみに生命保険でもゴールド免許を持っている方や、自動車保険の等級が高い方などに対して、保険料の割引をするサービスがあります。

また健康体割引が適用されるための基準は、各保険会社によって若干の違いがありますが、次のようなものを基準にしている場合が多いようです。

(1)タバコを吸わない
生命保険の契約の申し込みをした日から過去1〜2年以内など、保険会社が定めた所定の期間内に、タバコ(紙巻タバコ、葉巻、パイプなども含みます)を吸っていない事が、健康体と判断されるための基準になります。

またタバコを吸っているか否かは自己申告で済む場合もあれば、唾液によるコチニン含有量テストを行う場合もあります。

ただ1年以内にタバコを吸っていなくても、コチニン含有量テストで陽性になる場合がありますので、健康体割引を利用したいのであれば、できだけ早く禁煙しておく必要があるのです。

(2)医師による診査の結果
医師による次の4つの診査をすべてクリアーする事が、健康体と判断されるための基準になります。

■血圧
血圧が保険会社の定める所定の範囲内にある事が、医師の診査をクリアーするための条件になりますが、その所定の範囲は保険会社によって、若干の違いがあります。

また同じ保険会社でも、生命保険の契約の申し込みをした日の年齢によって、若干の違いがあります。

■尿検査
尿検査では尿中に含まれている蛋白(タンパク)、いわゆる尿蛋白の量を調べる事が一般的ですが、1日あたり15mg/dl以下である事が、正常値の目安になっております。

ですから尿蛋白の検査において、1日あたり15mg/dl以下(陰性)、もしくは15mg/dl〜30mg/dl(偽陽性)である事が、医師の診査をクリアーするための条件になる場合が多いようです。

■BMI
BMIとは身長と体重のバランスを判断する指標のひとつですが、次の計算式で算出されます。

BMI= 体重(kg) ÷ 身長(m)÷身長(m)
※計算結果に小数点が生じた時は、第2位を四捨五入します

例えば体重が66kgで身長が164cmならば、下記の計算結果を四捨五入して、BMIは24.5になります。

66÷ 1.64 ÷ 1.64 = 24.538

WHOでは25以上を標準以上、30以上を肥満としており、日本肥満学会では22を標準体重、25以上を肥満、18.5未満を低体重としております。

ですからBMIが18.5以上、25未満程度の範囲内にある事が、医師の診査をクリアーするための条件になる場合が多いようです。

■通常の引き受け基準
保険会社の定める通常の引き受け基準において、健康状態および身体状態が良好とされる事が、医師の診査をクリアーするための条件になります。

以上のようになりますが、下記のように(1)と(2)の組み合わせにより、保険料の割引率は変わってきます。

【A】(1)と(2)の基準を満たした場合
非喫煙者・健康体保険料率が適用されますので、もっとも保険料の割引率は高くなります。

【B】(1)の基準は満たしているが、(2)の基準は満たしていない場合
非喫煙者・標準体保険料率が適用されますので、Aより保険料の割引率は低くなりますが、Cよりは高くなる場合が多いようです。

【C】(1)の基準は満たしていないが、(2)の基準は満たしている場合
喫煙者・健康体保険料率が適用されますので、AやBより保険料の割引率は低くなる場合が多いようです。

ただ圧倒的に保険料の割引率が高くなるAと比較して、BとCの保険料の割引率には、それほど大きな差はありません。

ところで健康体割引が適用された生命保険の契約を締結した後に、保険契約者が喫煙をしたらどうなるのでしょうか?

このような場合には保険会社への報告は必要ありませんし、保険料が値上がりする事もありませんが、健康な毎日をすごすためには、引き続き喫煙をしない方が良いのです。

また定期保険(8月9日のブログを参照)など更新型の生命保険の場合には、更新時にも(1)と(2)の基準を満たさなければ、健康体割引が適用されない場合がありますので、そういった意味でも引き続き、喫煙をしない方が良いのです。
posted by FPきむ at 20:26 | 生命保険の知識 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする