2012年07月09日

医療保険に付けられる特約(1)

一般的な医療保険では病気やケガになった場合、入院給付金(6月11日のブログを参照)と、手術給付金(6月6日のブログを参照)が支払われますが、次のような特約を付ける事もできます。

(1)死亡保障特約
医療保険の被保険者が死亡した場合に、死亡保険金が支払われる特約になりますが、所定の高度障害状態に該当した場合には、高度障害保険金も支払われるのが一般的です。

高度障害保険金が支払われると死亡保障特約は消滅しますが、主契約である医療保険の契約が消滅する商品もありますので、その点には注意が必要です。

4月26日のブログでは専業主婦でも、生命保険が必要になる場合について紹介しましたが、この例のように大きな死亡保障は必要ないけれども、少しは死亡保障もあった方が良いという方には、おすすめの特約になります。

(2)三大疾病特約
三大疾病(ガン、脳卒中、心筋梗塞)で入院した場合に、入院給付金が倍額になる特約です。

また保障対象を七大疾病(ガン、脳卒中、心筋梗塞、高血圧性疾患、糖尿病、慢性腎不全、肝硬変)に拡大した特約もありますが、保障対象をガンのみに限定した、ガン入院特約というのもあります。

三大疾病特約のガン以外については、一定期間以上の就労不能などに該当しないと、入院給付金が倍額にならないという、厳しい条件が設けられているのが一般的です(4月26日のブログを参照)。

ですから6月23日のブログで紹介した、医療保険の入院給付金の目安額を確保していれば、無理に付けなくても良い特約だと思います。

なお平成19年(2007年)4月に発覚した保険会社の不払い問題の際には、この三大疾病特約と下記の通院特約の請求もれが、圧倒的な多さで見つかりましたので、特約を付けた方は主契約である医療保険の給付金だけでなく、特約の給付金も忘れずに請求しましょう。

(3)通院特約
医療保険の被保険者が入院給付金の支払対象となる入院をし、退院後120日以内に入院の直接の原因となった、傷病治療を目的として通院した場合などに、「通院日額×通院日数相当額」が通院給付金として支払われる特約になります。

通院給付金の支払日数は1回の入院について30日分、通算して700日分などが限度とされておりますが、いずれも保険会社によってかなり異なります。

あくまで退院後の通院でなければならないというデメリットがありますが、医療技術の進歩により入院日数は短くなる傾向がありますので、通院特約は付けても良い特約だと思います。

また入院とは関係のない通院で、給付金が支払われる商品を希望しているなら、7月4日のブログで紹介した所得補償保険に加入するという手段が考えられます。

(4)初期入院特約
多くの医療保険では入院初日から4日程度、入院給付金が支払われない期間(免責期間)を設けておりますが、初期入院特約を付けると入院初日から、入院給付金(初期入院給付金)が支払われます。

ただ6月11日のブログで紹介しましたように、生涯に何度も入院しないと初期入院給付金の受け取り総額が、初期入院特約の保険料の合計額を上回らないので、個人的にはあまり必要のない特約だと思います。

(5)長期入院特約
病気やゲガで125日以上継続して入院した場合に、次の計算式で算出される長期入院給付金が支払われますが、

入院日額×(入院日数−入院開始日から124日)

長期入院給付金の支払日数は、1回の入院について150日分あるいは240日分、通算700日分などを限度としております。

ただ生命保険文化センターのサイトに掲載されている、厚生労働省が行った「病気別・年齢階級別平均在院日数」を見ていただくとわかるように、どんな病気でも入院日数はそれ程長くなりませんので、長期入院特約を付けるにしても、あまり長期間は必要ないと思います。
posted by FPきむ at 21:07 | 医療保険の知識 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする