2018年04月01日

節約と糖質制限の成果を実感したいなら、削減するものに偏りを作らない

ダイエットや生活習慣病の予防のため、日常の食事の中に「糖質制限」を取り入れている方が、かなり増えているという印象があります。

この糖質制限ブームを見ていて、納得できないと思ったのは、糖質制限をしているという理由で、ご飯を食べ残す方がいる点です。

例えば回転寿司に行った時にネタだけを食べ、シャリを食べ残す方がいるようで、それならば初めから回転寿司には行かないで、お刺身を注文できるお店に行けば良いのです。

本当におかしな事をしていると思うのですが、糖質制限のためにご飯を食べ残した方が、その帰りに自動販売機やコンビニなどで、甘い清涼飲料を買っていたらとしたら、更におかしな事をしていると思うのです。

例えば500mlのコーラ1本には、65gくらいの糖質が含まれており、また角砂糖1個には、4gくらいの糖質が含まれております。

ですから500mlのコーラ1本の中には、角砂糖16個分(65g÷4g=16.25)くらいの糖質が入っているのです。

また茶碗1杯のご飯の中には、角砂糖14個分くらいの糖質が入っているそうです。

そうなると食事中にご飯を食べ残して、糖質制限を実施しても、その後にコーラなどの甘い清涼飲料を飲んでしまったら、その糖質制限は帳消しになってしまいます。

なお健康に良さそうにみえる、200mlくらいの野菜ジュースの中には、角砂糖6個分くらいの糖質が入っているそうです。

ですから糖質制限を実施する方は、摂取する食べ物だけでなく、飲み物にも注意する必要があり、食べ物の糖質だけを削減する、偏った糖質制限では効果がありません。

教育資金や老後資金などを貯めるため、節約を実施している場合についても、同じように考えられると思うのです。

家計の支出は「変動費」(活動の頻度や度合いなどで変動する費用)と、「固定費」(定期的に一定額を支払う必要がある費用)に、分ける事ができます。

前者の変動費とは例えば食費、被服費、交際費などになり、また後者の固定費とは例えば生命保険の保険料、住宅ローンの返済、携帯電話の通信費などになります。

外食の回数を減らしたり、洋服を買うのを控えたりして、変動費を削減する方は多いようです。

しかし生命保険の契約内容を見直したり、住宅ローンを乗り換えたりして、固定費も削減する必要があるのです。

日本人は各種の統計からわかるように、生命保険に入りすぎの方が多いですから、節約の本丸(最重要箇所)だと思います。

変動費の削減ばかりを実施して、固定費には手を付けないのは、食事中にご飯を食べ残して、食後に甘い清涼飲料を飲むようなものではないでしょうか?

つまり節約の成果を実感するには、糖質制限と同じように、変動費(食べ物)の削減だけに偏るのではなく、固定費(飲み物)の削減も同時に実施していくのです。

ところでご飯に含まれている糖質と、清涼飲料に含まれている糖質を、角砂糖に換算して比較するのは、間違っているという意見もあります。

その理由としてご飯に含まれている糖質は、消化吸収に時間がかかるため、血糖値を緩やかに上昇させるのに対して、清涼飲料に含まれている糖質は、消化吸収の時間が早いため、血糖値を急上昇させるからです。

また血糖値が急上昇すると、膵臓から多量のインスリンが分泌されるため、今度は血糖値が急下降します。

このような血糖値の乱高下は「血糖値スパイク」と呼ばれ、動脈硬化、糖尿病、認知症、がんなどの原因になるそうです。

つまり同じ糖質であっても、その中身には違いがあるため、角砂糖の量では単純に比較できないというわけです。

その一方で表面的にはまったく違うものに見えて、中身は似ているというものがあります。

例えば公的年金(国民年金、厚生年金保険など)と、生命保険や個人年金保険などです。

その理由として生命保険会社は、顧客から預かった資産の多くを、日本国債で運用しております。

そのため日本が財政危機に陥り、公的年金が減額されるような状況になると、日本国債の元本や利子の全部または一部が返ってこなくなるため、生命保険や個人年金保険から支給される保険金や年金も、減額される可能性があるからです。

ですから公的年金が信頼できないから、この保険料を滞納して、生命保険や個人年金保険の保険料を支払うという行為は、あまり意味がありません。

また公的年金の保険料を滞納すると、最悪は財産を差し押さえされる可能性があります。

ですから節約しているからといって、公的年金の保険料を滞納するのは危険であり、それよりも生命保険の契約内容を見直して、こちらの保険料を削減した方が良いと思います。
posted by FPきむ at 20:26 | 保険について思うこと、考えること | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする