2017年05月02日

医療保険やガン保険から卒業すれば、保険会社とのトラブルは減少する



平成29年(2017年)5月1日のねとらぼを読んでいたら、生命保険会社の“苦情件数と割合の一覧表”に驚きの声 「こんなデータ公開されてたのか」「納得感がある」と題した記事が掲載されておりましたが、一部を紹介すると次のようになります。

『生命保険協会が公開している、「生命保険各社の苦情受付情報・保険金等お支払情報について」をまとめた表が話題になっています。

この表は、苦情件数を客数で割り、客1人当たりの苦情数をランキング形式でまとめたもの。これは参考になる。

この表を作製したのは、TwitterユーザーのYSRさん。苦情件数の割合順に、分かりやすくまとまっています。

保険会社を選ぶ際に、トラブルが少ないところを選びたい人には有益なデータとなりそうです』

『ただし、人数当たりの苦情の割合が少ない=良い保険会社と限りません。「利益を上げていないとちょっと景気が悪くなっただけで潰れたりする」「商品ラインアップや業歴が違うから一概に比べられないのでは」「クレームになりやすい商品構成の会社が上位にきやすい」といった意見も。

YSRさん自身も、「とりあえず数字を抜き出して並べただけですから、実際に選ぶ際はもっと吟味する必要があると思われます」とコメントしています。

また、データを公開している生命保険協会によると、「苦情情報を積極的に収集するため、会員会社が苦情をお受けする窓口を増やし、より多くの機会にご案内していくことで、苦情受付件数が多くなる傾向にある」とのこと。客からの声をよく聞く会社ほど上位にきやすい点にも注意が必要です』

以上のようになりますが、記事の中に掲載されている、「客1人当たりの苦情数ランキング」のワースト5は、次のようになっております。

1位:ジブラルタ生命
2位:大同生命
3位:PGF生命
4位:ソニーライフ・エイゴン生命
5位:メットライフ生命

なお3月16日のブログでは、「生命保険の顧客満足度ランキング」を紹介しましたが、そのトップ5は次のようになっております。

1位:コープ共済
2位:都道府県民共済
3位:全労済
4位:アフラック
5位:メットライフ生命

これを見るとメットライフ生命は、「客1人当たりの苦情数ランキング」のワースト5に登場すると同時に、「生命保険の顧客満足度ランキング」のトップ5にも登場しているのです。

そのため記事の中に記載されているように、「人数当たりの苦情の割合が少ない=良い保険会社」と、単純に考えてはいけないと思うのです。

またコープ共済、都道府県民共済、全労済などの共済系は、生命保険協会に加入しておらず、「客1人当たりの苦情数ランキング」には登場しませんので、共済系を含めたランキングを作製してみると、違った順位になりそうな気がします。

具体的にどうような事でトラブルが発生しているかについては、生命保険協会のホームページの中にある、生命保険各社の苦情受付情報・保険金等お支払情報についてに記載されております。

これを見てみると、「死亡等保険金支払手続」や「死亡等保険金不支払決定」より、「入院等給付金支払手続」や「入院等給付金不支払決定」で、トラブルが発生しているように感じるのです

つまり家族が死亡して、生命保険の死亡保険金を請求する時より、病気やケガで入院して、医療保険やガン保険の入院給付金などを請求する時に、トラブルが発生しているのです。

この理由として生命保険は、死亡しているか否かという、はっきりしやすいものを保障の対象にしているので、請求者が白(保険金を受け取れる)と思ったものを、保険会社が黒(保険金を受け取れない)にする事は、少ないのだと思います。

それに対して医療保険やガン保険は、入院給付金などの支給対象になる病気や手術に、細かい要件が設けられているため、請求者が白(給付金を受け取れる)と思っても、保険会社が黒(給付金を受け取れない)と判断する事があり、トラブルになるのだと思います。

ですからトラブルにならないようにするには、細かい要件が少ないシンプルな医療保険やガン保険に、加入するのが良いはずです。

また保険料の安い、例えば共済系の医療保険に入り直して、それによって節約できたお金を、どんどん預貯金していくのです。

それが一定額に達すると、預貯金と公的医療保険(健康保険、国民健康保険など)で、医療費を賄えるようになり、医療保険やガン保険から卒業できるのです。

なお4月12日のブログで紹介した、がん保険のカラクリ(著:岩瀬大輔)によると、いざという時に自由に使えるお金が300万円〜500万円あれば、医療保険やガン保険から卒業できるとしております。

医療保険やガン保険に入っていると、安心のような気がしますが、給付金の支払いを拒まれる可能性がある事を考えると、支払いを拒まれる心配のない預貯金の方が、いざという時に頼りになると思うのです。

以上のようになりますが、すでにトラブルが発生して、困っているという方は、1月29日のブログで紹介したような機関に、解決をお願いしてみるのが良いと思います。
posted by FPきむ at 20:26 | 保険について思うこと、考えること | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする